毛の構造はどのようになっているのか?

脱毛をする上で毛の構造や毛周期を知っておきましょう!

毛の構造はどのようになっているのか?

脱毛をする上で基礎知識として毛の構造や毛周期(ヘアーサイクル)を知っておきましょう!
ハイブリッド脱毛とは毛乳頭(毛根)だけでなく毛根幹細胞バルジ領域に光を照射できるので
あらゆる毛に対して効果を発揮します。

毛の構造(毛の成分はタンパク質)

毛の成分はタンパク質であリ、ケラチンが主成分になっています。
ビタミンAが不足すると、皮膚も乾燥してくるように、 毛はもろく弱ってきます。
また、ビタミンDは、毛の発育を良くします。
ビタミンDは、日光に当たると自然に体内で作られるものです。
そのため、 日焼けをすると毛が目立ってくることがあリます。

季節的には秋・冬より、春・夏の方が毛は早く伸びます。
また、一日では夜より昼の方が早く伸びます。
成人女性の片ワキの毛の平均本数は約800本と言われています。

毛周期(ヘアーサイクル)

毛は一定期間を過ぎると、自然に抜け落ち、しばらくするとまた新しい毛が生えてきます。
この様に身体の毛は「生える」「伸びる」「抜け落ちる」 そしてまた「生える」 を繰り返しています。
これを毛周期(ヘアーサイクル)と呼んでいます。
人間は、毛の1本1本それぞれに毛周期をもっています。

毛周期/ヘアーサイクル

毛周期/ヘアーサイクル ※毛の成長は次の4段階に分かれています

成長開始期
バルジ領域に存在する毛根幹細胞・色素幹細胞から、毛母細胞に分化し、成長期が開始されます。

成長期
毛乳頭に毛母細胞が生じ、それが細胞分裂をおこし、子細胞が作られ、
上に押しあげられ表皮上に出てくる成長期間。

退行期
成長していた毛がある一定期間を過ぎると、毛細血管からの栄養補給が停止され、
毛乳頭から毛が離れ、毛嚢内にあがって退行する期間。

休止期
毛が離れた毛乳頭の方は、次第に退化して上へ上がり、次の活動まで休止する期間。

成長期には毛母細胞が活発に分裂し、毛の形成が進行します。退行期になると毛母細胞がアポトーシスにより 消失するため、退行期から休止期にかけて毛の形成がストップします。
バルジ領域に存在する幹細胞の指令により、成長期へのスイッチが入ると、毛母細胞や色素細胞が再構築・形成され、毛幹の形成が再スタ ートします。
毛包と毛幹がつながっている状態は、トリートメントに有効となり毛周期(ヘアーサイクル)にとらわれずトリートメントをすることができます。

毛の部位説明

毛幹部
皮膚の上に出ている<見えている>部分です。

毛根部
皮膚の下に隠れている<見えない>部分です。

毛球部
毛根の下方の少し膨らんだ部分を指します。 皮膚の基底細胞と同じ様に、 毛母細胞が盛んに細胞分裂を繰り返すように、 新しい毛の細胞が増え毛は成長します。

毛乳部
毛球部の中にあり、下から真皮層の細胞が突起状に入り込んでいる部分を指します。
毛乳頭には毛母細胞が接しており、毛乳頭に入り込んだ毛細血管は毛母細胞に栄養を与えています。
栄養を取リ入れた毛母細胞が細胞分裂し、新しい毛の細胞が増え毛は成長します。

毛包
毛を包んでいる部分で、毛嚢とも呼ばれます。
毛孔壁、内毛根梢から成リ立ちます。

毛根にあるバルジ領域

2000年に入ってから、 毛根にあるバルジ領域と呼ばれる場所が発見されました。
(下図参照)この場所では、毛の元となる幹細胞が存在し、これが毛母へ細胞を供給することで、毛の成長が始まリます。

バルジ領域には、 毛根幹細胞と色素幹細胞が隣接して存在します。
毛根幹細胞は毛を形作る細胞である角化細胞の元の細胞として機能し、 色素幹細胞は毛の色をなす色素細胞を生み出します。
毛根幹細胞、 色素幹細胞が分裂・増殖を開始し、 多数の子細胞を作り、
この子細胞が毛乳頭内で毛母細胞を形成し毛根を作リます。

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